12/18 教室ノート

⚫︎年内のレッスンも終わりが近づいてまいりました。今年も皆それぞれによく頑張りましたね。 人と比較するのではなく、その子が相対的に歩んできた一年を振り返り、進歩したことを認めて今年最後にきちんと伝えてあげて下さい。闇雲に褒めるのではなく、できたことはほんの少しだったとしてもきちんと具体的に褒めてあげると良い気がします。人は頑張ったことを褒めてもらうと嬉しいものです。 もう7、8年前になるでしょうか。一年を振り返って「〇〇君は今年本当によく頑張りましたね」とお母様に伝えると、真っ先に子供の前で「そうなんです、〇〇は今年も本当によく頑張っていました」と言われたことがあります。 当時はその瞬間に「えっ!」と驚き、、自分だったら「いやいや、うちの子はもう全然ダメで、、」などと言うことが多かったかもしれない、と。 どう育つかは親次第と反省したことを覚えています。
ただこれと同じことをしても内実が伴っていなければ無意味です。 作為的にその言葉だけを並べても子供にも相手にも伝わらないでしょうし、このお母様は本当に頑張っていたことを純粋に喜んでいたからこそ私にも伝えたかったのだと後になって思いました。 家庭での子供の限界点を見極め、そこにトライしたならば結果はどうであれ、そこを認めてあげる声かけは大切なんだなと学んだ瞬間です。 その子は大学で東京に行きましたが、学業ももちろん、オーケストラにも所属してコンサートマスターを経験し、バイオリンが自分のアイデンティティとなって良い学生生活を送られたようです。 来年東京で就職が決まったと報告してくれました。 自分の子の可能性は、、まだ私にはできていない関わりが多すぎて反省の今日この頃です。
 
⚫︎渡辺咲さんの指導実習が終わりました。約1ヶ月の間よく頑張ってくれました。担当指導者である立木里恵先生の元でも実習をされ、先生への道もあと少しです。
皆様ご協力いただきありがとうございました。 私自身も実習の監督をしながら初心に戻ることもでき、また自分の生徒を通して指導の方向性も見え、反省と共に様々に考えさせられました。実習でレッスンを受けた生徒たちは初めての体験でしたが、皆それぞれにきちんと向かい合ってレッスンを受けている姿にも感動しました。
良い経験ができましたね。 咲先生から実習を受けた生徒たち、そして教室の生徒たちに向けてお手紙を頂きましたので是非お読み下さいね。