2/28〜のお知らせ

●初歩の生徒(キラキラ星周辺)がグループレッスンに参加するという意味。 何も弾けないから参加する必要がないとお考えではないでしょうか。 以前在籍していた方から「子供にとって弾けないことの引け目や劣等感を味わうことになるから参加しません」といわれたことがあります。 本当にそうでしょうか。 大人が思う以上に子供は沢山のことを見て感じ、大きな学びをしていると私は思っています、、これは初歩に限らずですが。 その場に身を置くことが何よりも大切で、やがて大きな変化や意欲として現れてくる事実を知らない親。 親が見ているのは、きっと表面的なことなのでしょう。 鈴木先生はグループレッスンこそ子供の成長に欠かせないものと述べております。 特にまだキラキラ星を弾けるようになっていない生徒達は不参加ということでそのチャンスを失っています。 以前にも書きましたが年間10回ほどのグループレッスンの意味です。 個人レッスンの数倍の意味があるグループレッスンの理解ですね、、。
今回のグループレッスンに卒業生の玉井佑一良くんが来てくれました。 彼は幼稚園から始め、大学まで続けて来ました。幼い頃から小学、中学生くらいでしたか、、お母様の諦めない姿勢で彼は育ちました。中学後半からはクラスのアンサンブルでも意欲的に活躍し、当時のメンバーの中心的存在にもなり、絆を深めました。研究科全科を卒業した数少ない私の誇りある生徒の1人です。
今思うと彼の力ももちろんですが、やはり親御さんの「親能力」だった気がします。当時はそれが当たり前な感覚の親御さんが多かった気がします。 今も通われる渡辺咲さんや小泉尚美さんの親御さんも同じような感覚でした。 時代はコロナも相まって変わってしまいました。 でも子供達の根っこはどうでしょう。 人として変わらない情熱があると信じています。 それを生かすのは先生であり、それ以前にやはり親ではないでしょうか。 そんなことを思い出させてくれる再来でした。 彼はこの春から社会人として就職します。 きっとこの教室にいたことやここで出会った仲間達との絆は大切に、大きく羽ばたいてくれると思います。 自分がスズキで楽器を通し、ある一部分を育てて来た一つの姿が見えることは本当に嬉しい瞬間です。 3月の卒業式にも弦楽などで参加してくれます。