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10/13 教室ノート

⚫︎発表会の斉奏リハーサルとアンサンブルの練習が終わりました。 ほぼ全員の参加者で発表会の斉奏に向けて入場や斉奏の練習を重ねましたね。 ピアノ伴奏を耳にして演奏することや収め方、だんだん大きく・小さくなど1〜3巻の生徒達もよく反応したと思います。 これで本番も忘れずに良い音楽ができると良いですね。 季節の変わり目でインフルなども流行の兆しです。くれぐれも体調管理に気をつけてピアノ合わせから本番に向かいましょう。
 
⚫︎大学でオーケストラ部に入ってヴァイオリンではなく、コントラバスを楽しんでいる伊藤剣己くん。今年は大学からコンバスを借りてきて本番も一緒に弾いてくれることになりました。それならばと私の長男もチェロで参加できないか相談し、正式な編成でのアンサンブルを教室史上初行えることになりました。ヴィオラは三智子先生と私で担当し、研究科に行った生徒を合わせて10名での演奏です。 皆様是非お楽しみ下さいね。
先日のアンサンブル練習を終えての感想です。 私が関わるヴァイオリン、、ある程度まで自由に弾けるようになった時、皆で美しい音楽を創り出す素晴らしい世界を体験できると思っています。私にとってはそれが自分が関わってきた生徒達と、なので特別な思いもあります。 皆で音楽を作る作業はとても楽しく、要求にもすぐに反応する彼らと少ない時間でみるみると変化する仕上げ具合は何にも変え難い瞬間です。
鈴木先生は9〜10巻のモーツァルトに到達して初めてその世界の入り口を感じられる、、そしてそこまで育って欲しいとこの教育運動を始めたようです。 長い歴史からみるとまずは3巻までの初歩時代をきちんと終えているか、です。 曲も忘れていない、以前よりもより立派に演奏できるようになっているか、、。 ただその積み重ねと正しいことの繰り返しが定期的に行われていれば必ず到達できる世界です。私は30年近く指導してきてそう思います。 子供にはその能力があるからです。でもそれには親にも気力や「やる気」も必要だと思います。後で思うとほんの少しの間だけ、ある時期までなんですけどね、、、。
先日今年始めたばかりで半年位在籍し、やっとキラキラ星に届いた!という方がお辞めになりました。私はとてもショックでした。 理由は家での練習が思うようにできず、私がもう無理かなとお母様はお話しして下さいました。練習の外注はないかな、とレッスン後にこぼされる事もあり、、でも少しずつ頑張っていました。子供もです。野球を始めてそちらに興味を持ち始め、練習はヴァイオリンではなくバットの素振りが主になり、と。それも理由の一つでした。
練習を進んでする子供の方が圧倒的に少ないと思いますし、やはり声かけやそちらに寄せに行く道しるべは親がある程度持たないと育たない気もしています。これもある時期まで。
どんな素敵な花が咲くタネを買ってきても土に植えて水をあげ、日に当てなければ芽は出ないでしょう。芽が出てきたら今度は関わり方を変えて、と心を込めて育てなければ花は咲かないでしょう。 教室に通わせ続けていてもやらなければということです。ある時期までは。 この楽器はそんなに易しいものではなく、すぐにできない壁が現れて士気を失い、動機も失いかねません。
子供達は本当にすごい力を持っているのです。 そして本当の意味で関われる時期は子育ての中のほんの一瞬ではないでしょうか。 自分の子供が中学生を終えようとしている今、まさにそう思っています。
そんなことを頭の片隅に置いてお子さんのお稽古に取り組んでほしいですし、声かけの工夫もしてほしいと切に願います。 こちらが諦めたり人任せにしたら何も変わらないのではないでしょうか。
ちなみに私は子供の頃は練習はもちろん好きではなく、ヴァイオリンも親にやらされていた感じです。自分からやりたいと言った記憶はありません(笑) よく諦めずに通わせていたなぁと自分が親になった今は心からそう思います。
一度母に聞いた事もあり、母は迷わず「先生かな」と。 「あなたは練習しない時の方が多く、言ったらまぁ渋々やり、文句を言ったり、できた!と喜んだりいろいろあったね」と。 「でも先生はそんなあなたをいつも変わらず迎えてくれたね」と。 「発表会の前はお願いだから練習してと」厳しく言ってくれる時もあったと。 今自分が先生になってできているとは思えませんが、少なくとも一人一人の可能性を信じて関わろうと思っています。
大学に行っても社会人になっても音楽を続けることは心を平安にしてくれることでしょう。 どんな演奏会に足を運んでも舞台で音楽する人の心を感じ取れる心配り、聴く姿勢、音楽に共感するセンス、そんな人の心を動かす感動を味わえる人になってほしいと思っています。 毎回の個人レッスンやグループレッスン、家での渋々練習の積み重ねでも続けていればそれぞれに成長した世界が見られるものです。 9巻10巻のモーツァルトまで、と私は線引きしません。それぞれに今の自分を越えていく努力は必ず飛躍につながり、何事にも逃げずに生きる力へと変えていくことでしょう。 長い目で見つつ、今必要なことにどう立ち向かえるか、です。子供はすごいので。